
この本を知ることになったきっかけはあるメルマガにお勧め図書として載っていたから。自分も二人の子供を持つ親として、子供をどのようにしつけたら良いのかは日々悩むトピックでもあり、私の最近の一番の関心ごとでもある。
実は、この本、先日のKumonの研修に行く途中の電車の中で半分以上読んだけど、もう鼻水は出るわ、涙はボロボロ出るわで感動しまくり。夜に残りのページを読んで、一日で読みきってしまった。
本当に良かった。お子さんが居る人には絶対に読んでもらいたい本。
この著者、桂才賀さんはまた文章のテンポも良くて読みやすい。タイトルだけ見たら、堅苦しい口調で、親達に説教でもする本か!と誤解しそうだけど、全然中身は違う。
私が特に気をつけようと思ったのは、「怒る」と「叱る」は違うということ。当たり前のようだけど、いざ子供を前にして、自分はどっちなのだろう?と考えさせられた。私の場合は、圧倒的に「怒る」の割合が大きい。ここで、本文よりちょっと拝借。
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「怒り」は「自分を弁護」しようとする心理です。
「お父さんがこんなに怒るほどお前は悪いことをしたのだ、お父さんに悪いと思え」と自分の気持ちを保護するために怒るのです。だから、感情に任せて一方的にどやしつけると効果的です。激しいほど自分を弁護できるからです。
「叱る」は子供のために「いさめる(忠告する)ことです。」子供がこちらの言葉をどのように受け止めるかを想像したうえで、子供を正しい方向に導いてやることが「叱る」なんです。叱る側にも責任がありますから、気まぐれやストレス発散で「叱る」ことはできません。
悲しかった父さんの一言
「父さんに恥をかかせて、気がすんだか」
--------------------------------(本文より抜粋)---------------------------
子供を叱れない大人たちへ
―少年院の子供たちから親・教師へのメッセージ (単行本)
桂 才賀 (著)
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